固定残業代(みなし残業)の読み方
施工管理の求人では「月給40万円(固定残業代45時間分を含む)」のような書き方がよく見られます。額面が高く見えても、固定残業代を除くと基本給はそれほど高くないこともあります。月給を分けて比べる方法をまとめました。
更新日 ・施工管理求人アース 編集部
16%給与に固定残業代を含む求人(345件)
30時間固定残業の時間数(中央値・記載のある145件)
1件固定残業が45時間を超える設定
求人2026年10月7日時点の掲載求人から集計。
求人票のここを見る
- 基本給と固定残業代が分けて書かれているか
「月給40万円(基本給30万円+固定残業代10万円/45時間分)」のように、金額と時間数の両方が書かれているのが正しい書き方です。 - 何時間分か
時間数が書かれていない、または45時間を大きく超える場合は、面接で確かめましょう。 - 超えた分を別に支払うと書かれているか
「超過分は別途支給」の記載があるか。現場の出入りが不規則な施工管理では大切な点です。 - 賞与・退職金の計算のもとになるのはどれか
賞与や退職金を基本給で計算する会社では、基本給の低い給与体系だと差が大きくなります。
月給を分けて時給に直す
求人票の数字を入れると、固定残業代を除いた「基本の時給」と、固定残業代の1時間あたりの額を計算します。複数の求人を同じものさしで比べるのに使ってください。
この計算は目安です。実際の割増賃金の単価は、手当の扱いなどで変わります。正確な判断が必要なときは、会社の人事担当や専門家に確認してください。
面接で聞いておきたいこと
- 直近1年の月平均の残業時間は、固定残業の時間数と比べてどうか
- 固定時間を超えた月の残業代は、どのように申請・支給されているか
- 昇給・賞与・退職金は、基本給と月給総額のどちらで計算するか
よくある質問
固定残業代とは何ですか?
毎月一定時間分の残業代を、実際の残業の有無にかかわらず月給に含めて支払う仕組みです。「みなし残業代」とも呼ばれます。決められた時間を超えて残業した分は、別に支払う必要があります。
固定残業代のある求人は避けたほうがいいですか?
一概には言えません。基本給と固定残業代が分けて書かれ、時間数と超過分の支払いが明記されていれば、制度としては適法です。大切なのは、固定残業代を除いた基本給の水準と、実際の残業時間が固定時間とどのくらい違うかです。
固定残業の時間が45時間を超えている求人は問題ですか?
時間外労働の上限は原則月45時間です。固定残業の時間が45時間を超える設定は、恒常的に上限を超える残業を前提にしていると受け取られるおそれがあるため、実際の残業時間と36協定の内容を確かめましょう。