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朝露でぬれた折板屋根の上で足を滑らせかけた

更新日 ・施工管理求人アース 編集部

どんな場面か

工場の空調設備の更新工事で、作業員が折板屋根の上に置く室外機まわりの配管を取り付けていた。朝晩の冷え込みが強まり、屋根の表面が朝露でぬれていた。作業を始めてすぐ、屋根の端に近い場所で作業員が足を滑らせかけたが、フルハーネス型墜落制止用器具を親綱に掛けていたうえ、すぐに体勢を立て直した。

起こりえたこと

屋根の上で転んだり、屋根の端から墜落したりするおそれがあった。

なぜ起きかけたか

  • 冷え込みで屋根の表面が朝露でぬれていることを、作業前に確かめていなかった
  • 金属の屋根はぬれると滑りやすいことを、作業班で共有していなかった
  • 室外機まわりへの通路に歩み板を敷いておらず、屋根の上を直接歩いていた
  • 作業の開始時刻を、日中の気温の上がり方ではなく普段どおりに決めていた

防ぐための対策

  1. 屋根に上がる前に表面のぬれや霜を確かめ、ぬれているときは乾くまで作業の開始を遅らせる
  2. 屋根の上の通路には歩み板を敷き、滑りにくい靴を使う
  3. 屋根の端に近い場所では、作業計画で決めた墜落防止の設備を設け、フルハーネス型墜落制止用器具を親綱に掛けて作業する
  4. 屋根の上に持ち込む材料と工具は必要な分だけにし、両手がふさがらない運び方にする

施工管理者が見るポイント

秋から冬にかけては朝の冷え込みで屋根や鉄骨がぬれやすい。朝礼で当日の天気と屋根の状態を伝え、屋根の上の作業は乾いてから始める段取りを工程に入れておく。

朝礼・KY活動で使うときの問いかけ

  1. 今日の作業で「冷え込みで屋根の表面が朝露でぬれていることを、作業前に確かめていなかった」状態になっていないか?
  2. 今日の作業で「金属の屋根はぬれると滑りやすいことを、作業班で共有していなかった」状態になっていないか?
  3. 今日の作業で「室外機まわりへの通路に歩み板を敷いておらず、屋根の上を直接歩いていた」状態になっていないか?
  4. 今日の作業で「作業の開始時刻を、日中の気温の上がり方ではなく普段どおりに決めていた」状態になっていないか?
  5. この場面で、自分ならどこで手を止めて確かめるか?

場面を読み上げてから、この問いかけで作業班に考えてもらうと、自分の作業に引きつけて話し合えます。

この場面に出てくる用語

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