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トラッククレーンのアウトリガーが地面に沈みかけた

更新日 ・施工管理求人アース 編集部

どんな場面か

住宅の屋根の葺き替え工事で、積載形トラッククレーンを使って新しい屋根材を屋根の上へつり上げようとしていた。前日まで続いた秋雨で庭先の地面がやわらかくなっており、つり上げを始めたところでアウトリガーの片側が少し沈んだ。合図者がすぐに作業を止めさせ、荷を下ろした。

起こりえたこと

クレーン車が傾き、つり荷が揺れたり車体が転倒したりするおそれがあった。

なぜ起きかけたか

  • 雨のあとで地面がやわらかくなっていることを、作業前に確かめていなかった
  • 敷地が狭く、アウトリガーを地盤のしっかりした場所に張り出しにくかった
  • アウトリガーの下に敷く敷板を用意していなかった
  • 屋根材の搬入日が決まっていて、天候に合わせた段取りの見直しをしていなかった

防ぐための対策

  1. 作業前にクレーン車を据える場所の地面の状態を見て、やわらかい所や側溝のふたの上を避ける
  2. アウトリガーの下には十分な大きさの敷板を敷き、張り出しは機械の取扱説明書と作業計画に沿って行う
  3. つり上げの最初は荷を少し浮かせた状態で止め、車体や地面に変化がないか確かめてから上げる
  4. 雨のあとは据える場所をあらためて確かめ、無理なら搬入日や方法を見直す

施工管理者が見るポイント

リフォームの現場は敷地が狭く、クレーンを据える場所が限られる。着工前に据付け位置と敷板の準備を決めておき、雨のあとは当日の朝に地面の状態を職長と一緒に確かめる。

朝礼・KY活動で使うときの問いかけ

  1. 今日の作業で「雨のあとで地面がやわらかくなっていることを、作業前に確かめていなかった」状態になっていないか?
  2. 今日の作業で「敷地が狭く、アウトリガーを地盤のしっかりした場所に張り出しにくかった」状態になっていないか?
  3. 今日の作業で「アウトリガーの下に敷く敷板を用意していなかった」状態になっていないか?
  4. 今日の作業で「屋根材の搬入日が決まっていて、天候に合わせた段取りの見直しをしていなかった」状態になっていないか?
  5. この場面で、自分ならどこで手を止めて確かめるか?

場面を読み上げてから、この問いかけで作業班に考えてもらうと、自分の作業に引きつけて話し合えます。

この場面に出てくる用語

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この場面は、建設現場でよく起こりうる状況をもとに編集部が作成した典型例で、実際の事故の記録ではありません。ほかのヒヤリハットを見る