無料で相談

冷え込んだ朝のあと、法面の上から小石が転がり落ちてきた

更新日 ・施工管理求人アース 編集部

どんな場面か

朝の冷え込みが強くなってきた時期の道路改良工事で、切土の法面の下で側溝の据え付けをしていた。日が当たり始めた昼前、法面の上のほうから小石がいくつか転がり落ち、作業員の近くで止まった。法面を見ていた交通誘導員が声をかけ、職長が作業を止めて全員を法面から離した。

起こりえたこと

転がり落ちた石が法面の下で作業していた人に当たるおそれがあった。

なぜ起きかけたか

  • 冷え込みと日差しで法面の表面がゆるみやすい時期だったが、その日の法面の状態を作業前に確かめていなかった
  • 法面の上に、掘削のときに残った浮き石や土のかたまりがそのままになっていた
  • 側溝の据え付けに集中して、上の様子を見ている人を決めていなかった
  • 法面のすぐ下に資材と作業場所を寄せていて、離れて待つ場所がなかった

防ぐための対策

  1. 法面の下で作業する日は、作業前に法面の上と表面を点検し、浮き石や亀裂がないかを確かめる
  2. 浮き石や残った土のかたまりは、下に人がいないときに取り除いておく
  3. 必要に応じて落石防護の柵やネットを設け、上の様子を見る監視の担当を決める
  4. 法面のすぐ下に資材を置かず、作業しない人は法面から離れた場所で待つ

施工管理者が見るポイント

冷え込みが強くなる時期は、法面の点検を作業前の確認項目に入れ、朝礼で法面の下での作業場所と退避の合図を伝える。巡回では、法面の上に浮き石や残土が残っていないかを見る。

朝礼・KY活動で使うときの問いかけ

  1. 今日の作業で「冷え込みと日差しで法面の表面がゆるみやすい時期だったが、その日の法面の状態を作業前に確かめていなかった」状態になっていないか?
  2. 今日の作業で「法面の上に、掘削のときに残った浮き石や土のかたまりがそのままになっていた」状態になっていないか?
  3. 今日の作業で「側溝の据え付けに集中して、上の様子を見ている人を決めていなかった」状態になっていないか?
  4. 今日の作業で「法面のすぐ下に資材と作業場所を寄せていて、離れて待つ場所がなかった」状態になっていないか?
  5. この場面で、自分ならどこで手を止めて確かめるか?

場面を読み上げてから、この問いかけで作業班に考えてもらうと、自分の作業に引きつけて話し合えます。

この場面に出てくる用語

安全管理に取り組む会社の、土木の求人

年間休日の多い順に3件。安全への取り組みや現場の体制は、担当者が応募前に企業へ確かめてお伝えします。

土木の求人をすべて見る

この場面は、建設現場でよく起こりうる状況をもとに編集部が作成した典型例で、実際の事故の記録ではありません。ほかのヒヤリハットを見る