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建設業の賃上げ額は平均2万599円/公共工事の施工体制を全国一斉点検

今週は、10月16日から26日までの動きをまとめました。厚生労働省の賃上げの調査で建設業の1人平均の改定額が業種別で最も高くなり、国土交通省は直轄工事の施工体制の全国一斉点検を始めました。一級建築士試験制度の見直しの議論、外国人材に関わる表彰の募集、新しい1か月予報もお伝えします。

更新日 ・施工管理求人アース 編集部

賃金・処遇

賃上げ調査、建設業の1人平均改定額は2万599円で業種別トップ

厚生労働省が10月21日に公表した「令和8年賃金引上げ等の実態に関する調査」によると、令和8年中の1人平均賃金の改定額は1万3,926円(前年は1万3,601円)、改定率は4.4%(前年と同じ)でした。

産業別では、建設業の改定額が2万599円(前年は2万724円)、改定率が5.5%(前年は5.9%)で、改定額は調査された産業の中で最も高くなりました。企業規模別の改定額は、5,000人以上が1万6,680円、100〜299人が1万1,279円で、規模による差もみられます。

施工管理のポイント賃上げの幅は会社によって差があります。転職先を比べるときは、基本給の上がり方(定期昇給やベースアップの有無)を面接や条件の確認の場で具体的に聞いておくと安心です。

制度・法令

国交省、公共工事の施工体制を10〜12月に全国一斉点検

国土交通省は10月20日、稼働中の直轄工事を対象に、公共工事の施工体制に関する全国一斉点検を10月から12月にかけて行うと発表しました。施工体制の適正な確保を徹底し、入札契約適正化法と品確法の趣旨をさらに浸透させるためのもので、今年度で25回目です。

点検の対象は、請負金額4,500万円以上(建築一式工事は9,000万円以上)の工事を基本とし、契約の時期によって基準額が異なります。低入札価格調査の対象工事は、金額にかかわらずすべてが対象です。点検は、監理技術者等の配置、下請負契約、施工体制台帳の備え付け、下請負人の4つの項目について行われます。

施工管理のポイント直轄工事の現場では、施工体制台帳や下請との契約書類が最新の状態か、技術者の配置が届け出どおりかを、点検の前にあらためて見直しておきましょう。

資格・試験

一級建築士試験制度の見直しで小委員会、2級建築・電気は11月8日に試験

国土交通省は10月16日、中央建築士審査会の「一級建築士試験制度の見直しに関する小委員会」の第1回を10月19日に開くと発表しました。同省によると、本年7月の建築士法改正で一級建築士試験を在学中に受験できるようになることを受け、今後の試験制度のあり方などを検討します。委員は建築関係の団体の代表や大学教授、弁護士など15名です。

施工管理技術検定では、建設業振興基金が実施する2級建築・2級電気工事施工管理技術検定の後期(第一次・第二次検定)が11月8日(日)に行われます。合格発表は、第一次検定が12月21日(月)、第二次検定が令和9年2月5日(金)の予定です。

施工管理のポイント2級を受ける部下や後輩がいれば、11月8日前後の現場の段取りを早めに調整し、直前の休日出勤が重ならないよう配慮しておきましょう。

業界の動き

「外国人材とつくる建設未来賞」の募集始まる、締切は11月30日

国土交通省は10月19日、2026年度の「外国人材とつくる建設未来賞」(国土交通大臣表彰)の募集を始めました。外国人材の受け入れに関する優れた事例を増やし、受け入れ企業などの取り組みをさらに進めることがねらいです。

表彰は、現場で指導的な役割が期待される特定技能外国人を対象とする「優秀外国人建設技能者賞」、育成に成果を上げている受け入れ企業や団体を対象とする「外国人材育成賞」、「未来への取り組み賞」の3つで、未来への取り組み賞には今年度、外国人と日本人が協働して新しい価値を生む取り組みを対象とする「協創部門」が新しく設けられました。応募はWEBの応募フォームから受け付け、締切は11月30日(月)です。

施工管理のポイント外国人の技能者と働く現場では、作業手順や危険の伝え方を図や写真で示すなど、言葉に頼りすぎない工夫が安全にも品質にもつながります。

季節

1か月予報は東日本・西日本で高温・多雨、11月初めに一時寒気

気象庁が10月22日に発表した1か月予報(10月24日〜11月23日)について、ウェザーニュースは、東日本・西日本・沖縄では平均気温が平年より高い見通しで、東日本・西日本は低気圧や前線の影響で晴れの日が少なく、降水量は平年より多い見込みだと伝えています。

同じ記事によると、来週後半から11月初めにかけて寒気が南下し、一時的に気温が下がるものの、11月中旬にかけては再び平年より高くなる見込みです。北海道は寒気の影響を受けやすく、日ごとの気温の変化が大きくなるとされています。

施工管理のポイント気温の上下が大きい時期は、朝の冷え込みで体調を崩しやすくなります。朝礼で服装の調整を呼びかけ、雨の日が続くときは養生や工程の予備日も確認しておきましょう。

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