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停電したはずの回路に電気が来ていた

更新日 ・施工管理求人アース 編集部

どんな場面か

事務所ビルで、冬に向けた空調機の入れ替え工事をしていた。作業員が分電盤で該当のブレーカーを切り、機器の配線を外そうとした。若手の施工管理が検電を求めたところ、検電器が反応し、まだ電気が来ていることがわかった。

起こりえたこと

電気が来ている配線に触れて、感電するおそれがあった。

なぜ起きかけたか

  • 分電盤の回路の表示が古く、過去の改修後の実際の配線と合っていなかった
  • 機器に別の回路からも電源が来ていることを、図面と現地で確かめていなかった
  • 慣れた作業だったため、検電を省いて作業に入ろうとした

防ぐための対策

  1. 作業前に図面と現地で回路を照らし合わせ、切る回路をはっきりさせる
  2. ブレーカーを切ったら、検電器で電気が来ていないことを確かめてから作業に入る
  3. 切ったブレーカーには施錠や「作業中・投入禁止」の札を付け、ほかの人が入れないようにする
  4. 分電盤の回路表示が実際と違っていたら記録し、建物の管理者と相談して正しい表示に直す

施工管理者が見るポイント

既存の建物の改修では、図面と実際の配線が違うことがある。停電の範囲と手順を作業前の打ち合わせで決め、当日は停電・検電・表示の確認を作業班と一緒に行う。

朝礼・KY活動で使うときの問いかけ

  1. 今日の作業で「分電盤の回路の表示が古く、過去の改修後の実際の配線と合っていなかった」状態になっていないか?
  2. 今日の作業で「機器に別の回路からも電源が来ていることを、図面と現地で確かめていなかった」状態になっていないか?
  3. 今日の作業で「慣れた作業だったため、検電を省いて作業に入ろうとした」状態になっていないか?
  4. この場面で、自分ならどこで手を止めて確かめるか?

場面を読み上げてから、この問いかけで作業班に考えてもらうと、自分の作業に引きつけて話し合えます。

この場面に出てくる用語

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この場面は、建設現場でよく起こりうる状況をもとに編集部が作成した典型例で、実際の事故の記録ではありません。ほかのヒヤリハットを見る